透明の線路、あるいは宇宙

明日の後ろ姿が落とす影は 昨日のぼくのからっぽ
どんな形をしていても問題ないさ 問題ないさ 問題ないさ

心の片隅では 消えたはずの透明の無人駅で
ぼくらは電車を待ってたんだ
言葉ひとつも言わずに、溜息もつかずに

あなたは頭蓋骨の中で どんな絵を壁に描いてたの?
もしもぼくが動物ならば 長い尻尾であなたの生命を撫でたのに

まるで生と死の境界線みたいな
透明なぼくときみの集合体は
粉々になり 生命が剥き出しになってしまった

それはまるで

雑草が生い茂った廃工場にひっそりと生息している
虫達が、はみ出した人間が吐き出した腐ったアメ玉に群がっている
かのようで少し違ったみたいだ

ぼくはその秘密の文明都市のような虫達の世界が

風の音 子どもたちの声 解体工事の音 誰かのピアノの音
を聴きながら じっと体育座りをして
白骨化したい 骨になりたい 生き物の住処になりたい 栄養になりたい
そして 廃墟になりたい
あなたと宇宙になりたい

透明の電車に揺られて 永遠の一番近いところへ
ガタンゴトン向かうのさ
あなたと宇宙になりたい
ららら

作詞作曲:隼マサカド

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